撮影機材のページ(2021年-9) 

前回7月に機材ページを更新してからは他のことでバタバタすることが増えたので、しばらく時間が経過してしまいました。

10月に東京近郊で5日間、11月に岡山と広島で5日間、撮影してきました。その最中に気になった点です。

@ スポット測光を選択していてもAFポイントが測光ポイントにならない点
  これはキヤノンサービスセンター大阪に行き、そこで質問して得られた回答ですが、仕様のため不可能だそうです。以前使っていたニコンのD700やD850では、普通に出来ていたことが、天下のキヤノン製品で不可能だとは、実際に使うまで思ってもみませんでした。AFポイントにしている、ということはその部分で露出を合わせたいのは当然のことなので、その当然のことが出来ないのは、出来が悪すぎます。仕方なく評価測光にして、かつ露出補正を常時掛けながら調整しています。ミラーレスなので、撮影時点で露出の合い具合が目で確認できるのはいいのですが、手動連写中に被写体を追いかけて、順光側から急に逆光側にカメラを振った時なんかは慌てて補正値を変更するのですが、直後に悲しい事態(下に書いたAです)が待っています。

A 手動連写中にシャッターを押す以外の操作をすると、直後にシャッターを押してもシャッターが切れない点
  例えば8両編成の列車を手動連写で撮り始めて、1両目と2両目を撮ったところで露出補正値をレンズのコントロールリングで変更する、ズーミングするなど、レンズの操作をすると、直後に3両目を撮ろうとシャッターを押しても、そのタイミングではシャッターが切れません。推測ですがAFが再度測距動作しているようで、合焦しないとシャッターが切れない設定にしているのが原因と思われます。ピンボケ写真を撮っても仕方がないのでこういう設定にしているのですが、こんな副作用があるとは・・・。そこまでAFの動作が速くはない、ということなのでしょうか。ボディ側でシャッタースピードを変えるなどの操作では現象は発生しないようです。目の前を通過している列車を1両ずつファインダーでとらえて撮影している合い間の操作なので、切りたいタイミングで切れてくれないと、それは不撮に終わってしまいます(シャッターボタンを押し続けると合焦した時点でシャッターが切れるのかもしれませんけど、遅れたタイミングでは意味がありません)。にも拘わらずシャッターが切れない現象は発生してしまいます。撮影中に設定を変えなくてもよいように事前にきちんと準備をしておけばよい話ではありますが、こんなことはこれまで使っていたカメラではなかったことなので。

B 流し撮りをしている時、シャッターボタンを押した瞬間にEVFの画像がフリーズするので、それに合わせてつい体を振るのを止めてしまい、流し撮りに失敗してしまう点
  これもキヤノンサービスセンター大阪で質問して得られた回答ですが、仕様だそうです。EOS R5ではかなりマシにはなっているそうですが完ぺきではないらしく、EOS R3では完璧に解消されているとのことでした。さすがに60万円越えのボディを買う根性はありませんので、あきらめることにします。

もちろん、悪い点ばかりではなく、よい点もありました。

@ 撮影中に露出の具合がファインダーで確認できる
  これはEOR Rが、ということではなく、ミラーレスに共通する点だと思います。

A ボディが軽量になったので、長時間撮影していても体への負担が少ない
  これもミラーレスの共通点だと思います。

B 思っていたよりもバッテリーの持ちがよいこともある
  元々付属しているバッテリーでも、700コマ弱撮影出来る事もありました。その時につけているレンズの違いや、途中で電源を切る回数が何回あるのかで、差が出ているようにも思います。

以上のことから、私と同じようなスタイルで撮影する方には、EOS Rは絶対おススメしません。そんな人は、まずいないと思いますけど。

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